基本情報技術者とは、IT業界で人気の国家資格です。
「僕はITエンジニアとしてキャリアをスタートするんだ!」
「私はこれからSEとして生きていく」
そう決めたならまずは受けてみる事をお勧めします。
基礎力があることの証明にもなりますし、その後の幅が広がることはもちろん、副業などを考えている人にとっても自身の市場価値を高めてくれることでしょう。
基本情報技術者試験とは?
基本情報技術者試験とは、経済産業大臣が行っている国家試験「情報処理技術者試験」のことです。
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者
引用元: https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
このように定義されており、試験に合格した証はIT業界で通用する力があることの証明になるとも言えます。
そのため、毎年10万人を超える受験者がいる人気の国家資格でもあるのです。
情報技術者について
技術者に期待される業務や役割は次のようなものです。
- クライアント(企業や社会など)が直面している課題に対して、情報技術を活用して戦略を立案します
- システム設計・開発を最適な組み合わせによって、信頼性・生産性・安定性の高いシステムを構築します
こうして、製品やサービスを実現する業務に従事して、企業や社会に貢献していくことになります。
そこに求められる知識や技能の水準は、次のようなものが挙げられます。
- 業種や業務に関する事項を理解し、担当業務に活用できる人材
- 情報戦略に関する予測・分析・評価・提案ができる人材
- 情報技術全般に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる人材
- システムやソフトウェアの設計・開発・運用ができる人材
これらを擁している証が、基本情報技術者となるわけです。
試験内容は?
試験ではどのようなことが出題されるのか、気になりますよね。
ざっくりまとめると、次のような内容になっています。
- IT業界に必要な基本的知識を持っているか、論理的な考え方ができるかなどが試されます
- 経営やマネジメントについてもある程度の知識が問われます
- ITパスポートと異なりプログラムの知識も必要(データ構造、フロー図、アルゴリズムなど)
- プログラマーだけでなく、システムエンジニアやWebデザイナーなどIT業界で働く人に必要な知識・技術が問われます
「試験要綱・シラバス」や「過去問題」も公開されていますので、詳細はチェックしておきましょう!
資格を取るメリットは?
試験に受かるためには勉強は必須です。
その勉強自体が、これからIT業界で活躍するために必要な基礎力を養ってくれます。
そしてそれは、学校教育課程でプログラミングが必修化されるほどに日本の課題であるIT生産性の向上。ますます進むIT化。昨今注目される副業の手段。
IT業界が更に注目されている今こそ、自身の市場価値を高めることができる資格だと言えるでしょう。
それでは、また。